ぎっくり腰の施術対応について

ぎっくり腰の原因とは？

• クシャミをした瞬間
• 椅子から立ち上がろうとした時
• 床にあるものを取ろうとした時

ぎっくり腰は上記のような普段の何気ない、ちょっとした動作で起こります。

でもそれらは、ぎっくり腰の原因ではありません。

最後のとどめといいましょうか、ただのきっかけに過ぎないのです。当店の考えるぎっくり腰の主な原因は、腹部を中心とした疲労の蓄積による筋肉異常です。

ところで1度でもぎっくり腰を経験された方は、きっかけとなった動作を怖々としかできなくなっているのでは？それが再発の予防になれば良いのですが、実際は違います。

なぜなら上記のとおり、腹部のインナーマッスルの異常が主な原因だからです。

動かないことが先決です？

さて冒頭で述べたとおり、全く動けないようなぎっくり腰の場合は、しばらく安静に過ごすことが一番です。

痛いながらも動けるようになってからの施術をお勧めします。

それには理由があります。説明すると、腰には立位の際に上半身の重みが圧し掛かってしまいます。

これは重力がある限り、どうしようもありません。ちなみにこれは下肢の痛みでも同じです。

しかし腰の場合は少し事情が変わってきます。たとえば膝痛であれば、反対の脚に負担をかければ移動は可能になります。

しかし腰は1つしかありませんよね？そのため右が痛いから左でカバーするなんて、器用なことができる方はいないと思います…

普段なら立つことなんて、造作もないことです。しかしぎっくり腰の時には、それすらも大きな負担になってしまうのです。

また仮に施術を受けるにしても、更に多様な動きが必要になります。いずれにせよ下手に施術を受けるより、家で安静に寝ている方が回復が早いと思います。

参考記事

ぎっくり腰の改善方法とは？

では、ぎっくり腰に対する施術を説明していきます。上記のとおり、痛いながらも動けるようになった場合を前提にして説明します。

基本は腰痛と同じで、腹部のインナーマッスルの硬結を解消します。

痛いながらも動けるようになったといっても、強めの痛みを感じている方もいらっしゃいます。その場合は座位にて、腹部のインナーマッスルにアプローチをかけます。

その後に仰向けの状態が可能になれば、しっかりと腹部の筋肉異常を取り除いていきます。もちろん、背部側の腰もしっかりと施術するのでご安心ください。

背部が原因のぎっくり腰はレア？

また背部が原因のぎっくり腰の方もいらっしゃいます。

これは腹部が原因のぎっくり腰よりも少ないです。

そのような方は猫背ではなく、背中を反り気味にしていないと姿勢が保てない状態になっていらっしゃいます。上記の場合は、背部を中心に施術を組み立てます。

もちろん、その状態が酷い場合は座位にて背部のポイントを刺激し、うつ伏せが可能な状態に持っていきます。余談ですが当店の施術室は2階にあるので、ご負担をおかけします。

しかし痛いながらも動ける状態のぎっくり腰であれば、この流れで満足を提供可能です。

背中原因のぎっくり腰

改善の保証はできません。

以前にもぎっくり腰を…

日野町よりぎっくり腰の改善に、初めての男性が来てくださいました。ところで歩行が困難なぎっくり腰の場合は、安静に過ごされることが1番です。 

それは無理に動いてしまうと、状態を悪化させることが第1の理由です。またそのような状態で施術を受けたとしても、納得できるような改善は難しいと思います。 

世間には沢山の整体などがあります。しかし当所を含めどのような施術でも、お客様の態勢を変える必要がある場合が大半だと思います。 

たとえ態勢を変える必要がなくても、その状態になるまではお客様に動いて頂く必要があります。ぎっくり腰の場合、その際にかなりの負担になるのです。 

そのためどれだけ有効な施術であっても、施術室までの移動や施術中に態勢を変えたりすることで、効果は半減どころかないに等しくなってしまうのです。 

別の意味でもご負担をかけるので…

また当店の場合は施術室が2階にあるので、さらに負担が掛かってしまいます。したがってお電話でぎっくり腰と申告された場合は、必ず歩けるかどうかを確認しています。 

この方も以前にぎっくり腰になった際は、救急車を呼んだそうです。しかしそれでも搬送後は、安静にしているだけだったのでは？ 

どのような痛みであれ、検査で異常がなければ放置されてしまいます。良くて痛み止めや、リハビリと称したマッサージくらいでは？ 

今回もまず整形外科に行かれたそうですが、湿布や痛み止めを渡されただけだったそうです。埒があかず、当店に来てくださいました。

ぎっくり腰でも腹部に原因が…

腰痛やぎっくり腰の場合だと痛みは背部に出ます。しかし原因に限れば、腹部のインナーマッスルであることが多いです。

その割合は8割を超えています。 しかしこの男性は、主に背中側に原因がありそうでした。

それは背中を反るよりも、前屈をする方が痛みを感じていらっしゃったからです。 また椅子に座っていらっしゃる際も、どちらかといえば背筋を伸ばした状態でした。

これも背部に原因があると考えた理由でもあります。一般的にぎっくり腰や腰痛の場合は猫背になっている、またはその方が楽であることが多いです。

これは腹部のインナーマッスルの硬結がそうさせているのです。 

この方は背部に原因が…

この方のように背筋を伸ばしている方が楽であれば、背部に主な原因があります。腹部に原因があれば、物理的に背筋を伸ばせません。 

そのためまずは、背部の筋肉を施術しました。その後に腹部の整体も施しましたが、腹部だけかなりくすぐったがられていました…

なんとか効果は感じて頂けたので良かったです（笑） ぎっくり腰はちょっとした動作がきっかけで、ある日突然に襲ってきます。

だから1回でも経験した方は、非常に怖さをお持ちである場合が多いです。 しかし何気ない動作がぎっくり腰の原因ではありません。

それまでに蓄積された筋肉異常がクシャミなどのきっかけによって、ぎっくり腰を引き起こすのです。 そのため慢性的に疲れが溜まってしまう方は、定期的なメンテナンスがお勧めです。

酷い痛みの予防も、決して無駄ではないと思います。

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